8月の金沢 [散策録]
7月下旬はあまり気温が上がらず、
今年は冷夏か、なんて思っていたのが嘘のような暑さですね。
いつもの夏より猛暑のタイミングが1~2週間ほど後ろにズレています。
さて、相変わらずの「けいおん」と「ドラッカー」、
下手をすると本編よりも構成と推敲に時間がかかるので(笑)、
今回で一旦締めます。(なぜそこで一旦なのか、ということは置いておいて・笑)
ドラッカー理論の中で、
opas10が大変共感しつつもドキリとさせられたのが、
「真摯さ」に対する厳しい問いかけです。
以下、「経営者の条件」からの一文です。
「真摯さは習得できない。
仕事に就いた時に持っていなければ、あとで身につけてることはできない。」
「真摯さはごまかしがきかない。
一緒に働けば、特に部下にはそのものが真摯であるかどうかは数週間でわかる。」
人数の大小やポジションを問わず、組織を預かったことがある者なら、
自問したときに背中に冷や汗が流れるはずです。
ドラッカーが時代を超えて読む者を惹きつける理由のひとつは、
単なるスキルでなく生き方を問うていることではないかと思うのです。
そして一方「けいおん!」は、
基本的に熱血とか根性とかとは対極にある非常にまったりした世界ではありますが、
自分たちの活動に対しては実はものすっごく真摯です。
否、真摯であるからこそ、まったりした空間を維持することができているのです。
単なるダラシないグループはすぐに破綻しますので。
入部直後にギターの練習が面白すぎて抜けだせなくなり、
試験勉強ができなくて中間試験で赤点をとった(爆)主人公が、
仲間の助けと元来の集中力を発揮して追試で満点をとる、
なんていうギャグシーンがありました。
その際に原動力になったのは、「みんなで始めた部活を続けたいから」ということ。
それだったら最初からちゃんと勉強しなさい(笑)ということですが、
ま、若いうちはそうした失敗を経て、
みんな成長するということで(と、かつての自らの経験と重ね合わせて遠い目をする・笑)。
ドラッカー教授は、その人が真摯であるかどうかを判断するには
「その者の下で自分の子供を働かせたいと思うか?」
を考えてみればわかる、と言っています。
うちは子供は男二人ですが、
もし女の子がいたら、桜高軽音部に入りなさい!と命じるでしょう(!?)。
真摯であることは、成果だけを重視する視点からだと
効率の悪いアマチュアリズムにも見えることがあるはずです。
ただ、組織論でも書いたように、
社会活動において自分一人ですべてを完結することが不可能であるからこそ、
多少回り道になったとしても、自己利益のみを追求するのでなく、
自らの活動が組織全体を利することを目指すことが大切です。
そして、そのことをものすごくさりげなく描いているのが「けいおん」なのです。
と、まだまだ続けられそうですが、キリがないのでこのあたりで終わりにして(笑)、
先週前半は師匠と一緒に金沢へ遠征してきました。
目的地の前の寄り道:琵琶湖インクライン [散策録]
平安神宮から銀閣寺へバスで移動する途中に
「南禅寺・永観堂道」のアナウンスを聞き、
一昨年の夏に水路閣に行ったことを思い出していたら、
師匠も同じだったようで、「次は南禅寺に行くべし」。
前回の訪問の際は、水路閣のみで終わったので、今回方丈は見ておきたいところです。
バス停から南禅寺に向けて歩いていると、「琵琶湖疏水記念館」が目に入ってきました。
もしやインクラインも近くにあるのかなあ、と正面に目をやると
ありました、紛れもないインクラインの軌道!
冬の京都(2):深泥池から大徳寺 [散策録]
円通寺の素晴らしい借景を堪能してお寺を出ると、
比叡山が、今度は素のままの姿を見せてくれます。
今でこそ建売住宅が立ち並んでいますが、
10数年前まではこのあたりも一面の畑だったはず。
つい最近まで、後水尾天皇が眺めたのとさして変わらぬ状態で
比叡山を眺めらていたのですが・・・。
京都の宅地開発、特に洛北エリアは
そろそろ歯止めをかけた方がよさそうです。
12月の自転車遠征 [散策録]
ご存知のように自転車で都内を駆け回る酔狂な行動を常としているopas10、
例年は気温の関係上11月末から3月下旬の間は
活動を休眠せざるおえませんでした。
いくら物好きでもさすがに寒さには勝てません(笑)。
ところが、12月5日(日)は最高気温が18度にもなるというじゃありませんか!
これは天がopas10に「今年最後の遠征に出かけなさい」
と言っているとしか思えないので(笑)、
当然その期待に応えて(?)出かけます。
にしても、12月に自転車遠征ができるとは!!
もしや今年は暖冬か?
とはいえ、やはり12月、午後3時を過ぎると急に気温が下がるので、
無理して遠出をせずゆっくりと都内を回る程度にします。
芝公園は紅葉も終わり、葉が散り始めていました。
いつものように日比谷公園の横を抜け、
内堀通りから大手町界隈を抜けます。
雲ひとつない青空で空気も澄んでおり、
お濠に映るビルもまたキレイ。
大手町から日本橋へ出て、
先回チラリとご紹介した野村証券のビルを近日中に取り上げるべく撮影。
日本橋から堀留町、浜町界隈を抜け、
これまた今後のネタのストックに清洲橋を撮影し、
いつものように墨田区の裏道をズンズン進んで
両国の安田庭園へ。
墨田公会堂とスカイツリーのツーショットを収めて、
やっと満足して帰路についたのでした。
(おわり)
けいおん!TVアニメ公式ガイドブック ~桜高軽音部活動日誌~ (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 原作:かきふらい
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: コミック
けいおん!!(第2期) 6 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- メディア: Blu-ray
Various aspects of "東京スカイツリー" [散策録]
これまでも記事の終わりにずっと広告を掲載していましたが、
10月27日に「けいおん」の総集編といえるようなCDが発売されました。
TVアニメ「けいおん! ! 」劇中歌集 放課後ティータイム II(初回限定盤)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: CD
こういうことに関しては用意周到なopas10(少しは本業に生かせよ・・・)、
「初回限定版」が品薄になるのを見越して事前にネットで予約していたので難なくゲット。
今回の「初回限定版」には、
CDに加えてなんと”ミュージックテープ”(!)も同梱されているのでした。
これは、「けいおん!!」23話で、
卒業式前日に部室に集まったメンバーが軽音部の記録(記憶)として
部室での他愛ないオシャベリや
©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
バンド演奏をラジカセ(!)で収録する、というシーンがあり、
©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
それをそのまま再現したという、
ファンにとってはタマラナいお宝なのでした。
きょうびカセットテープを再生できるハードを持っている人なんてほとんどいないので、
音楽を聞くための媒体としては全く役に立たないシロモノですが、
マーケティングの視点で見ると、
登場人物と同じモノを共有することで時間まで共有することを仮想させる
実にウマイ仕掛けです。(まんまと買った奴が褒めてもなあ)
この初回限定版、新品価格は3,990円だったのが、
いまや品切れとなりアマゾンでは中古が、5700円で売られています。
エモーショナルな価値に訴えるとマージンが大きいなあ、
と深く考えさせられたのでした(ノセられて感心する)。
さて、10月は休日も土日もお天気に恵まれることが多かったので、
スキあらば撮影に出かけておりました。