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寒いからCalifornia [散策録]

ここ数日の東京はとにかく寒い!

桜も終わったというのになんで雪が降るんでしょう、殺生な・・・・・。

あまりに寒いんで、いつもの建築ネタを一休みして、

暖かい西海岸ネタなんぞを。

 

LAから南に約2時間弱、海岸線を走るPCH州道1号線で、

高級住宅地ニューポートビーチ、パディントンビーチを抜けると

西海岸の真鶴と称される(ウソ)、静かで美しい町Laguna Beachに到着。

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セレブが多いCAのオレンジカウンティの中でも、

リッチな芸術家が多く住む町として有名です。

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ゼイタクにも海岸沿いの丘の上に建つホテルに滞在。

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なので、朝、目を覚ますと眼下にはこんな景色が広がる、なんてことが

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あります。運よくocean viewの部屋になれば。

ちなみにこの時opas10は、おじさん団体ツアーの引率者だったので

眺めの良い部屋はもっとエライ人たちに譲って

1階parking viewの、ま、早い話が駐車場に面した部屋ですワ(笑)。

とはいえ、ホテルを出るとすぐ海岸なので、時間があればビーチを散策していました。

twilightなんぞは最高です。

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頭の中で勝手にBeach Boysの「surfer girl」曲が流れだす。

なぜかたまに山下達郎も混戦するが(笑)。

ちなみにこの景色では

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Bobby CaldwelにBoz Scaggsが混線してちょっと困った(笑)

80年代AORマニア以外の皆さんには、わかりにくくてすみません。

 

気候は穏やか、目の前は海、町はこじんまりして静か。

こういうところに滞在しているとマヂで帰国するのがイヤなります。

一瞬行方不明になってこのまま住みつこうかと考えましたよ(笑)。

dinnerを終えてホテルに戻る途中に見つけた、

海岸沿いのシアターがまた実にいい!!

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この時は頭の中でJames Ingramが「Just Once」を歌い始めた(しつこい)。

ただこの時残念だったのが、ちょうどこの時(3年前)は

California一帯で山火事が同時多発して

その煙ですっかり青空が隠れてしまったことです。

朝もやならぬ朝煙。

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SFからLAに向かう途中では、

山火事の煙の境界線がはっきりと見える場所がありました。

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Vancouver(3) [散策録]

先週のバンクーバーでは、真央ちゃん実に素晴らしい演技をしました。

しかしキムヨナはさらにその上を行きましたね。

いやあ、すごい試合を見せていただきました。

そして先週のopas10は、前週末に風邪をひいて久々に7度台後半の発熱、

熱はすぐにひいたものの酷い咳が残ってしまい、

夜もロクに寝られないボロボロの状態で、

頂いたコメントのレスさえもつけられない悲惨な一週間でした。

今日になってようやくブログを書き込むまで回復できました。

 

さて、前回はバンクーバーが映画産業に対して

人材育成まで含めた戦略的な産業育成政策を展開している事例として

バンクーバー・フィルムスクールをご紹介いたしました。

バンクーバーのあるBritish Columbia州は、

映画にゲームやモバイルアプリ等も加えたコンテンツ産業の育成に注力しており、

その中心を担う教育機関が

「Emily Carr University of Art and Design」(エミリー・カー美術大学)です。

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我々が訪問した4年前はInstitute of Art & Design(美術デザイン学校)でしたが

その後University(正規の大学)になりました。

 

この学校があるGrandsville Islandは、

かつては工業地帯だったところを20年くらい前から再開発した「オシャレなベイエリア」、

すっごい乱暴な言い方をするとバンクーバーの「お台場」。

もっともお台場よりこじんまりして静かですが。

 

さて、このエミリー・カー美術大学は

デザイン系の学校だけあって校舎はinteriorも

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exteriorも

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一同「おお、さすが」感心させられました。

日本からゲストが来た、ということで

デザイン学部のエライ人がレクチャーしてくれました。

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それほど大した団体じゃないのに、申し訳ない(笑)。

この学校、デジタルを中心としたVisual Designはもちろん

Industrial Designや、Interaction Design、さらにArtまで総合的な

プログラムを持っていました。

学内見学では吹き抜けになった上のフロアから授業風景を見たり

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進行中のプロジェクトを紹介してもらったり

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実に至れり尽くせり。

こちらは何も提供できる情報がなかったので大変恐縮し、

団長に無理やり学生への臨時授業を押し付けたのでした。

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見学を終えて学校を出ると地ビールの醸造所を発見!

当然のように突入して、日本風に言うと「3点飲み比べセット」を頂きます。

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昼間のビールは旨い!!

 


Vancouver(2) [散策録]

前回の記事の中で「Vancouverは映画の街でもある」、

というお話をいたしました。

VancouverのあるBritish Columbia州は、

戦略的にコンテンツ産業の誘致や振興に力を入れており、

映画やゲームの関連産業に対して税制や政策面で手厚く保護をしており、

行政の保護を受けて民間セクターも活発に活動しています。

産業振興に欠かせない人材育成を担っているのが

ダウンタウンの真ん中にある「Vancouver Film school」。

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イオニア式のオーダーが重厚です。 

広く北米全体から学生を集めており、日本からの留学生も複数名いるとか。

映像制作、サウンド、ゲームプログラミング、から照明や俳優まで

とにかく映画に必要な専門分野のコースを揃えています。

設備も充実しており、これは映像編集の演習の部屋、

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こちらはサウンド制作の演習の部屋。

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日本でいうと専門学校に近い実践的な教育をしています。

映画やゲームなどのコンテンツ産業への志望者が

2年間で必要なスキルを身につけられるプログラムを用意しています。

教授陣も現役の映画監督やクリエイター、俳優だったりします。

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入学してくる学生の殆どは、大学を卒業してからこの学校に入ってくるとか。

 

 

 

 


Vancouver(1) [散策録]

このブログの最大の特徴は「足で稼ぐ建築ネタ」。

ところが、これが冬の間はネタの仕入れが難しく、

そろそろ手持ちのネタも尽きてきていました。

さてどうしたものか、と悩むフリをしてオリンピック観戦していると

4年ほど前に出張で訪れたことを思い出したのでした。

という訳で(?)ものすっごく安易ですが、タイトルの街の写真&お話です。

 

Vancouverは、北米大陸の西海岸、

地図で見るとシアトルのちょいと上に位置しています。

地図上では至近距離に見えたのですが、

バスでシアトルから移動したところ4時間少々かかったような記憶があります。

人口は、210万人でカナダで8番目の大都市、

ただし周辺都市も含めた都市圏人口ではカナダで3位です。

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Gransville islandからダウンタウンを見た写真です。

美しい街です。

 

あまり知られていませんが、

バンクーバーは「映画の街」という顔も持っています。

何もかもがtoo expensiveなHollywoodを嫌って、

バンクーバーで撮影される映画も多いとか。

屋外での撮影にも市や警察が全面的に協力してくれるそうです。

スーパーマンの勤務先の新聞社もバンクーバーにありましたよ。

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住民はほとんどが自然の豊かな郊外に住居を構えているので

街中は7時を過ぎると人通りが激減します。

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しかし品行方正を嫌う日本のおじさんたちは

ダウンタウンでJazzのライブハウスを探し当て、お店の美女を記念撮影。

この時、ジャンケンで負けたopas10は、撮影する側だったのでした(笑)。

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海の幸も豊富だと聞いていたので、oyster barに突撃。

地元産の「オケオーバー」というoysterが最高に美味で、

撮影するのを思い出したのは食べた後でした。

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ユルく浅草 [散策録]

opas10が帰省するたびに宴を催してくれる親族が、

開祖と同じ年の息子と一緒に東京に遊びにきたので観光案内をしました。

開祖同様に草食系男子な彼が行きたい場所は、

「あまり気張らなくてもよいユルいところ、浅草とか神田」。

では、典型的な外国人観光客と同じ目線で楽しんでみようかと浅草に出没。

定番の雷門を眺めてから仲見世をブラブラ。やはり外人の団体がやたらと目につきます。

改装工事中で足場で囲まれた浅草寺にお参り。

以前に行った際にはあまりの大混雑で本堂はパスしたので

opas10にとっても初めての本堂お参りでした。

本堂を出たところで、定番の五重塔を撮影。

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大混雑の仲見世方面を避けて花やしき方面に出ようとして

渋い施設を発見、「浅草観音温泉」。

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ツタの絡まる温泉というのを初めて見ました。

しかも入口の看板がまた渋い。

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「男は黙ってサッポロビール」って一体何十年前のキャッチコピーだ??

しかも書体がまた時代を感じさせる。

たぶん1970年代から変わっていないのでしょう。なんともモノ持ちのよい看板です。

その後六区のあたりやら、煮込みストリートやらを歩き回り、

いい加減に疲れたので昼食に、ということで

モツ煮込み&ビール案を押しのけて向かったのが名店「大黒家」。

もちろん天丼を頂きます。

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ゴマ油でカラリと揚げた天ぷらに濃厚なツユがたっぷりとかかった下町風の天丼が実に旨い。

後でやたらとのどが渇くのが唯一困る点ではありますが。

浅草をここまで徹底的に歩き回ったのはopas10にとっても初めての経験で、

観光案内といいながら自分も観光したような半日でした。

さて、銀座松屋は、「センス」や「デザイン」を売り物にした店づくりや品揃えをしていますが、

浅草の松屋は、顧客層の違いからか全く別の顔を持っています。

完璧にブランドよりも実質重視路線のようで、

ユニクロやベストデンキを入居させています。

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これは浅草のユルさというよりもしたたかさを象徴しているような気がしました。

さて、一方の開祖は現在インフルエンザで寝込んでいます。


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