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夏休み!! [travel]

7月30~31日と、師匠と二人で定番の「真夏の京都旅」を敢行しました。

この二人の場合は、「観光」というよりも「敢行」、

今回も体力の限界に挑戦するような過酷なスケジュールで動き回ったのでした。

本来ですとこんな感じで、

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レポートの掲載を始めるところですが、

今週は水曜日から開祖と北方へ逃げだすので、

戻ってからまとめてアップすることにしました。

今年の夏は、なぜかプライベートが忙しく、

皆様のサイトへの訪問もしばらく夏休みとさせていただきますが、

どうかご容赦ください。

 

・・・にしても、今年の東京は京都より暑い!!


真夏にKyoto(6)  [travel]

元々は、妙心寺→今宮神社→下鴨神社→糺の森 と廻る予定だったのが

妙心寺と糺の森に行けなかったことから

当初のスケジュールよりも2時間くらい早く進行しているので

これから思い切って宇治方面へ足を延ばし、

修学旅行定番コースの「平等院鳳凰堂」へ行く事を師匠に提案。

退屈だと渋られるかと思いきや、

「宇治の手前に木幡という駅があるのでそこへ寄れるならよい」。

ということで、宇治への最速ルート、JR京都駅から奈良線に乗ろうとしたところ、

午前中の大雨と奈良県内は強風も吹いたそうで、

奈良線のダイヤがメタメタになっていました。

結局40分待ってようやく京都駅を発車。

残り時間がビミョーなので平等院は諦めて、

駅前に師匠が行きたい所があるという木幡で下車。

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師匠の行先は、ここの駅前にある「京都ア〇メー〇ョン」という会社でした。

最近「けいおん」というアニメにすっかり魂を奪われてしまった師匠、

今回リクエストしてきた行先は、

実はことごとくオープニングに出てくる場所だったのです。

ちなみに前夜はホテルで師匠のPSPで「けいおん」を見ているうちにopas10も洗脳(?)され、

すっかり内容とキャラを把握してしまいました。

そして、その番組の制作会社が木幡にある「京都ア〇メー〇ョン」なのです。

この会社、どうもその筋では有名な会社のようで、

オリジナルのショップまで経営しているようなのです。

師匠の目的であるショップはJRでなく京阪の木幡の駅前ということで

3分ほど歩いて移動。

そこで師匠はなぜか自分の物は買わず、兄(開祖)へのお土産を買ったのでした。

けいおんのグッズがあったのに買わなかったので理由を尋ねたところ

「まだそこまで病んでいない」。

いえいえ、ここに来るだけで十分病んでいます。

木幡から京阪電車で京都方面へ戻り、伏見稲荷へ。

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えらい繁盛している神社です。

入口には狛犬ならぬキツネ様。

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一度は見てみたかった「千本稲荷」。

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さらにお山の中腹「四つ辻」まで登りましたが、あまりの蒸し暑さにそこで断念。

伏見稲荷を見学し終えてもまだビミョーに時間があるので

京阪で再び出町柳へ。

夕方なので展望電車の「きらら」も空いており、

人気の展望席に座ることができました。

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再び修学院で下車。もちろん師匠のリクエスト。

「けいおん」が青少年に与えた影響は絶大なようで、

前日の師匠のように、OP映像のカットと同じアングルを撮影しまくっている連中が

大量発生していました。

駅前を離れて、高野川の上流を眺めると何やら心安らぎます。

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これが日本人のDNAか、と思っていたら、

このカットも「けいおん」オープニング映像に出てきていました。(アレ?)

北山通りをブラブラと松ヶ崎まで歩き、地下鉄で烏丸まで出て、

再び烏丸から四条まで歩いて、四条からはバスで烏丸通りの景色を見ながら駅へ。

今年は鯖寿司をいただきつつ東京へ戻りました。

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(アルコールは自主解禁)


真夏にKyoto(5) [travel]

下鴨神社に着いた時には空には一面雨雲が立ち込めて真っ暗ながらも、

雨は小降りで見て回るにはそんなに気にならない程度。

印璽社と「えとの杜」にお参りして、3082588

次は神秘的な糺の森だ、と歩き出したところで、ものすごい豪雨。

幸い楼門のところに入ったおかげで雨はしのげたものの、

糺の森への出口である鳥居が霞んしまうくらい激しく振りました。

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前日は兵庫県に大雨警報が発令されたようですが、

その雨雲の一部がやってきたようです。

バケツをひっくり返した、という表現がぴったりな降り方で、

シンガポールのスコールを思い出しました。

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30分ほどたってようやく小降りになり、神職さんたちも動き始めました。

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豪雨で足場が悪くなったので、糺の森は諦めて四条河原町へ出て、

修学旅行生の定番スポットである新京極へ。

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うどん屋に入り、早目のランチを摂ります。

師匠は「きつねうどん」、opas10は「衣笠うどん(きつねの卵とじ)」と「かやくごはん」のセットです。

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師匠いわく、「初めて京都らしいものを食べた」。

食後は、西洞院通りを下って駅へ向かいます。

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この狭い通りにその昔市電が走っていたというのですから驚きです。

古い家並みが残る西洞院通りを下って向かった先は、本願寺正面通り。

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こうしたクラシックな町並みの中に、

日本の近代建築史を語る上で外せない逸品が残っているのですが、

ちょっと残念な結果になりました。この顛末は建築物だけの別章で。

落胆して歩いていると近くの植柳小学校で、いまや絶滅しかけている「二宮尊徳像」を発見。

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なんとか気を取り直して京都駅へ向かい、JR奈良線に乗ろうとしたら意外な事態が。

(つづく)


真夏にKyoto(4) [travel]

蹴上から一旦出町柳駅へ戻り、コインロッカーから荷物をピックアップしたあと、

出町柳駅の外へ出て、高野川と賀茂川の合流地点へ向かいます。

これまた師匠のリクエスト。

地図では何度も見ていたのですが、実物(?)を初めて見ました。

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師匠は中洲までの飛び石を熱心に撮影。

出町柳から三条に出て、ここからは三条通り散策です。

三条河原町から三条烏丸までは歴史建築物の宝庫(!)なので

opas10としては絶対に外せないポイント。

しかも絶対に嫌がると思った師匠も三条通り沿いで行きたい所があるというので

水路閣に続いてめでたく親子の利害(?)が一致したのでした。

三条通り、高瀬川のところでいきなりopas10のハートを鷲掴みにする石碑を発見。

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立場は全く逆の二人(象山は幕府お抱え、益次郎は長州)の遭難が、

ひとつの石碑になっているところがオモシロイ。

三条通りのアーケードの中ほどに師匠の目的地がありました。

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いわいるミュージックショップ、1階はCD、B1Fは楽器を扱っており、

ギター特にエレキ系の品揃えはなかなかのものでした。

自分は何も楽器をやらないのになぜかB1Fに直行する師匠について行き、

おお、Fenderのストラトキャスターじゃ、レスポールじゃ懐かしい、

ヤマハのアコースティックは昔と値段が変わらんのう、と喜んでいたら

「なぜそんなに知っている?」と不思議がる師匠。

父はその昔はギターを多少いじっていたのじゃ、エレキは手が出なかったけど、と答えると

「ご冗談を」と失礼なコトを言う。

今でも多少覚えているコードと押さえ方を話すとようやく信用しました。

この後、烏丸までの間は歴史建築だらけでopas10大興奮でしたが(師匠いわくヘンな電波を出している状態)、

建築物は別な章で詳しく特集します。

河原町から烏丸まで歩くとさすがに疲れが出てきて、そのままホテルに直行。

昨年も泊まった、なかなか快適なホテルです。

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今回は高層階の角部屋というなかなかよい環境でした。

夕食は四条河原町で粉モン(お好み焼き)という定番メニュー。

翌日は、天気予報では朝から雨だったのですがどうやら曇り空で落ち着いています。

最初に向かったのが今宮神社。

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これまた師匠のリクエスト。

元は平安京に流行した疫病退治のために建てられた歴史ある神社ですが、

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行った時にはちょうど境内でフリーマーケットをやっており、

観光向けでなく地元の生活に密着した神社になっているようです。 

名物あぶり餅はパスして、大徳寺横を抜けて北大路に出て

次に向ったのは世界遺産の下鴨神社。

バスに乗っている間についに雨が降ってきました。

(つづく)


真夏にKyoto(3)  [travel]

某芸術系大学前からバスに乗り込み、

再び白川通りを下って2つめのバス停が定番観光地の「銀閣寺前」。

ここはopas10のリクエストです。

午前中は曇り空でそれほど暑さを感じなかったのですが、

このあたりで直射日光がギラギラと照りつけてきます。

ご存知のように、銀閣寺へ向かう参道は登り坂になっています。

師匠は、同様のシチュエーションである一昨年の「清水寺遭難事件」を思い出し、

もうやめようと文句を言うも聞こえないフリをしているうちに境内に到着。

さあこれが日本人のDNAに刷り込まれている東山文化の神髄やで、

よ~く目を開けて見てくんやでボン、

と大見栄を切ったら、あれ?(1階部分が)

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師匠いわく、「人生で初めて見る銀閣がこれかい!?」。

もともとが派手さとは無縁のワビサビが売りの銀閣寺、これではただの・・・・、と思ったものの

内部構造までしっかり見れるのは建築マニアとして貴重な経験ということで

スケルトン銀閣寺を必要以上に写真に収める。

少し離れて向月台と一緒のアングルで見るとあまり気にならないことも発見。

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さて、銀閣寺に来ている外人観光客は中華系よりも欧米系が多く、

しかも欧米系の連中は下手な日本人よりもしっかりポイントをつかんでいて

苔庭に射す木漏れ日、などというものを喜んで撮影していました。

出口のところで今回の改修工事の解説を展示しており、

屋根の補修のディテールはなかなか参考になります。

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釘は当然ながら竹釘。

定期補修というのは、建物自体のメンテだけでなく技能も継承する意味があるのですね。

銀閣寺を下りて、少しだけ哲学の道に沿って歩き、

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当初より休憩場所としてチェックしていた甘味処「喜み家」へ。

疲れた体には甘いものが必要、ということで豆かんアイスのせ。

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寒天がとにかく美味で師匠も感動していました。

しかし、黒蜜が濃厚なのと食べ慣れなかったエンドウマメが効いたのか、

師匠はこのあとしばらく胸やけに苦しんでいました。

休憩で体力を回復してから再びバスに乗り込み、

次の目的地「南禅寺」へ。

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ここで有名なのは、歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と

名セリフを吐いたとされる三門ですが、

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ここは素通りして、しばらくすると木立の中に西洋風の建造物が見えてきます。

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師匠とopas10の希望が一致したのがこの「水路閣」です。

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京都の産業振興を目的とした琵琶湖疎水事業の施設の一部で、

今も現役の施設なのです。

明治時代の公共事業というのは本当に長持ちして役に立つものです。

しかもデザイン的にもすばらしい。

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師匠はこのカットがいたくお気に入り。(これまた別章で詳しく)

南禅寺から蹴上駅へ向かう途中にもレンガ積みのトンネルがあります。

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しかも、関東ではほぼ絶滅した「イギリス積」。

自分が知っている限り東京でこの様式は芸大1号館くらいです。

こういう明治時代の遺構が現役で使われているところが京都ならで嬉しいですなあ。

(つづく)


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