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冬至に那珂湊(2) [travel]

とにかく長閑な阿字ケ浦駅、
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周りにあるのはほんの少しの民家だけ。

師匠は、「こんなところで40分も待っていたらタイクツで死んでしまう」と言って
なにやら線路沿いに歩きだす。
どうするのかと聞いたところ、「那珂湊まで歩く」。
おいおい、那珂湊からここまで電車で20分、歩いたら一時間じゃ済まないぜよ。
次の電車を待つほうが絶対に早い、と言ってなんとか引き返させる。
しぶしぶ駅に引き返す師匠の後姿。
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ちなみに2年前の夏にここに来た時に撮影した師匠の後姿がこれ。
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比べてみると、この2年間で師匠はずいぶん成長したものです。

駅前にバス停があるので期待してみたものの、
こんなすごいダイヤ。
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諦めてのんびりと待つことにします。
駅構内には昔使っていたらしい給水塔が残っており、
昔は蒸気機関車が運行されていたことがわかります。
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師匠の退屈が限界の2倍を超えたあたりで
ようやく折り返しの列車がやってきました。
再び20分ほどゆられて沿線最大の町、那珂湊に到着。
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駅でレンタサイクルを借りて(なんと100円!)、畑に囲まれた道を30分ほど進むと、
その筋の方々には有名らしい撮影スポットに到着。
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すでに先客もいました。

どんなアングルで撮影するか検討する間もなく列車がやってきて、
特にココロの準備(?)のなかったopas10はこんなのしか撮れません。
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同じ場所で30分ほど折り返しが来るのを待って撮影。
阿字ヶ浦では退屈した師匠、撮影ともなると何も言わずに平気で待ちます。
今度はopas10のほうが退屈の限界になっていました。

さらに別スポットへ移動。
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おお、これはなかなかの景色ではないか、とアングルを決め待つものの
今度は全然来る気配なし。さすがに30分ほど過ぎたあたりで師匠も諦めて移動を開始したら・・・・
なんとやって来ちゃいました。
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ま~長閑なのはわかるからよいか。

再び自転車で那珂湊に戻り、せっかくなので昼食は有名な魚市場にしよう、
ということで行ってみたらすんごい混雑。
ちなみに魚市場への道は1キロ以上の渋滞になっていました。

あまりの混雑に魚介類はあきらめ、旧市街に入ったら店がない!!
ようやく見つけた町の定食屋で海老フライをいただき、
那珂湊名物という安倍川餅のデザートを食べたら
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もう帰宅時間。

帰路の常磐線では再び爆睡しました。



冬至に那珂湊(1) [travel]

久々に師匠からお出かけの誘い。
行先はなんと茨城県の「那珂湊」。

一年で一番昼間が短い冬至の日に朝5時半起床、
もちろん外は真っ暗です。
都内南西部のopas10家から上野駅に向かう山手線の車中でようやく朝日が出てきました。

7時前の上野駅は日曜日ということもあり人もまばら。
これ幸いとばかりコンコースを撮影。
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鉄傘で天井を高くすることで視覚的なゆとりを感じさせる空間は
昭和初期の名建築のひとつです。

そうこうしているうちに乗車する電車が入ってきます。
石川啄木の歌碑のちょうど真後ろのホーム。
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今回も師匠のチョイスで、特急の車両を使った快速電車。
全席指定ですが格安、しかし座席は特急と同じ。
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快適なシートで早起きだった分、水戸近くまでぐっすり寝ました。

水戸で各停に乗り換えて一駅、勝田に到着。
そこで茨城交通改めひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えます。
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一昨年の夏休みにも師匠と「関東ローカル私鉄乗りまくりの旅」で来たことがあり、
その時のことは、楽天ブログの「初代・棚からぼたもち」に掲載しています。

日曜日の朝だというのに、一昨年に比べると乗客が多いように感じます。
もっとも一般人よりも師匠の同業者が多いような・・・。
車内は木の床で
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オイルの匂いが妙に懐かしい。
昔はこんなだったんですよ、電車もバスも。

勝田から那珂湊の間で、畑の真ん中を走り抜ける区間があり、
よくコマーシャルやドラマで見かけます。
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後ほど撮影でこのあたりにやってきます。

まずは那珂湊を通り過ぎて終点の阿字ヶ浦まで行きます。
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かつては海水浴客でにぎわったということですが、
今はすっかり寂れています。

前回来たときは、折り返しの時間まで駅構内をブラブラしたのですが、
今回は師匠のリクエストで海水浴場まで行ってみます。

駅から坂道を下ること5分、阿字ヶ浦海岸に出ます。
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おお、海じゃ、波じゃ、民宿じゃ、
と感心している間もなく慌てて駅に戻ります。
折り返し時間が12分、乗り遅れると40分も何もない駅で待つことになります。

坂道をヒイヒイ言いながら登りきったところで
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無常にも目の前で発車してしまいました。
これで阿字ヶ浦駅で40分待ち確定。

(つづく)




今年の夏もKANSAI(完結篇) [travel]

長々と続けてきた「今年の夏もKANSAI」、
これでやっと完結します。

スコールの山科から京都駅に戻り、しばしホームでJR西日本の電車を撮影した後、
駅地下で土産物を買い込み、地上へ戻ったら
「すんごい豪雨」。
どのくらいすごいかというと、
駅から京都タワーが見えないのですよ。

opas10はこれまで幾度となくシンガポ-ルやバンコクで南国のスコールを体験してきましたが、
そんな赤道直下をも超えるような勢い。
よく、「バケツをひっくり返したような雨」と言いますが、
そんな表現では追いつかない、「バケツの底が抜けたような雨」。

ま~通り雨だからすぐ上がるでしょう、と軽く考えて新幹線の改札に入ったところ、
opas10が乗る2本前の列車から遅れがでているとのこと。

ま~あれだけの雨だから仕方ない、と
これまた軽く考えていたところ、度肝を抜かれるアナウンスが。
「新大阪~京都間は、1時間に95ミリという過去に経験のない大雨のため、 運転を見合わせ、線路の確認をしてから運転を再開します」

結局こうなりました。
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約1時間遅れ。

最後の最後に足止めを喰らいました。
ようやく乗った新幹線の中で、無事終了を祝してウーロン茶の師匠と乾杯をしつつ、
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ビールと柿の葉寿司で夕食。
このメニューどこかで見た記憶が・・・・・。
そういえば、前月に札幌へ向かう機内でも柿の葉寿司だった!

今年の夏もKANSAI(13) [travel]

出張で関西方面に来るたびに、師匠を連れて行ってあげたいと思っていた梅小路機関区、
やっと父の念願もかなえることができました。
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が、とにかく暑い!!
ただでさえ暑い京都の夏の昼下がり、
冷房などやりようのない機関区の中に
熱せられた鉄の塊りであるSLがいるのですから、ハンパでなくアチい。

機関庫にいると茹で上がってしまいそうなので、
旧二条駅を移設した本館に逃げ込みます。
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和をベースにしたハーフティンバー様式の非常に美しい建物です。
歴史的には、長野宇治平の旧奈良県庁の流れを汲むもので、
明治中期から後期に多かった様式ですが、
天井近くのアールヌーボーの金物からすると大正時代でしょうか。
古き良き日本建築です。

あまりの暑さに梅小路は早々に切り上げ、京都駅に戻る。
しかし、帰りの新幹線まではまだ時間があるので、師匠の撮影タイムで隣の山科駅へ。
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ここは昔から鉄系の撮影の名所だったそうです。

さて、山科で撮影していると、黒い雲が奈良方面からどんどん流れてきました。
そしてすぐ近くで雷鳴が聞こえ始めたと思ったら・・・・・・
この夏大流行の「局地的豪雨」が。
慌てて電車に飛び乗り京都駅に戻ります。
こちらは曇っているものの、まだ雨は降っていません。
(つづく)



今年の夏もKANSAI(12) [travel]

龍安寺前から再びバスに乗り、
「きぬかけの道」を北上して向かったのが、
清水寺と並ぶ観光の定番のここ。
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おなじみの金閣寺。

opas10が金閣寺に来るのは、高校の修学旅行以来なので
何気に約30年ぶり!!!
京都観光というか日本観光の定番だからでしょうか、周囲にいるのは外人ばかり。
特に中華系の団体は人数多いわ、ウルサイわ、写真を撮り始めたら全然場所どかないわ、
もう最悪。
金閣寺見てるヒマあったらお国に帰って五輪の準備してろ、と心中で毒づく。

とにかく金ピカの金閣寺、外国人にとってはジパング黄金伝説の由来としてわかりやすいし、
あのゴージャスな見栄えは特に中華系の連中の感覚にフィットするんでしょう。
しかし、あれが日本文化の代表みたいにみられるのはどうも抵抗があります。
日本人の感覚からすると、本来の都の文化は東山の方なのですけど・・・・。

朝から、嵐山~龍安寺~金閣寺と暑さの中で歩き回り、
さすがに少々グッタリしてきたので駅前に戻り、冷房の効いた地下街で昼食。
京都に来ていながらなぜか「築地銀ダコ」をいただく。
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粉モンで体力を回復した後は、鉄系の方々が京都に来た際の定番スポットへ向かいます。
駅前からバスで七条通りを西へ向かい、着いた先はここ。
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梅小路機関区です。

(つづく)


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