鷹峯・源光庵 [寺院 京都市北区]
京都の穴場シリーズ、
今回はホントウの穴場、鷹峰の源光庵です。
いつものように出町柳で自転車を借りて北上。
北大路から若宮通を延々と走り、
千本通りの坂道を汗だくになって漕いで
ようやく峯のてっぺんにあるこちらに到着。
このあたりにも宅地化の波は押し寄せていますが、
古い街並もちゃんと残っており、
金閣寺に近いものの、観光客もあまりやってこないエリアです。
源光庵の開山は、今から660年以上昔の1346年。
元々は臨済宗のお寺でしたが、のちに曹洞宗に改まったという
ユニークな縁起を持っています。
禅宗らしく派手さはないものの、気品ある意匠の本堂は、
１６９４年の創建。
江戸時代の建物です。
さて、この源光庵本堂で有名なのは、
「悟りの窓と迷いの窓」です。
丸窓は、「悟りの窓」で、円形が「禅と円通」の心を表しており、
円は大宇宙も表現しています。
一方、「迷いの窓」は角型に「人間の生涯」を表現し、
生老病死の四苦八苦を表しているそうです。
確かに円形の窓の前に座ると、視線は自然と円の中心に向かい、
庭園の奥深くを見つめているうちに雑念がどこかへ行ってしまいます。
一方で、四角い窓 を通して庭園を眺めると、
景色はとても平面的に感じられます。
また、視線は結構あちこちに動くので、
円形の窓の前に座った時のような意識の集中は感じられません。
とはいえ、opas10のような煩悩の塊みたいな人間には、
四角い「迷いの窓」から眺める散漫さも結構魅力的だったりします(笑)。
また、この本堂には、関ヶ原の前哨戦として、
徳川家康の家臣・鳥居元忠の一党が
伏見桃山城で石田三成の軍勢と闘い敗れて、
３８０人以上が自刃して果てた時の床板を使った
血天井もあります。
おどろおどろしいですが、
これはお寺で恨跡を供養するためのことだとか。
枯山水の渋い庭園もあり、
ゆったりとした時間を過ごすには最適な場所です。
さて、７月２日は、「けいおん！」のキーボード兼作曲担当で、
opas10イチ押しの
ムギお嬢様のバースデーでした(笑)。
ちなみにその４日後、７月６日（土）はopas10のバースデーなのでした。
当然バースデーにもデジイチ下げて京都に出没します(笑)。
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2013-07-05 23:33
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コメント(5)
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これは興味深いお寺ですね。血天井はちょっとおどろおどろしくて避けたい気がしますが、「悟りの窓」と「迷いの窓」はなるほどと納得です。
そして、突然登場のムギお嬢様。この落差がなんとも・・・。本日はopas10さまのお誕生日だったのですね。ハッピーバースデー♫
by carotte (2013-07-06 09:47)
お誕生日おめでとうございます。
とすると、現代の四角い窓だらけの建築に囲まれている私たちは、どちらを向いても四苦八苦。違いない・・・。
by ぐす (2013-07-06 11:01)
お誕生日おめでとうございます！、今頃は京を歩いてるのだと思いますがまたアップ楽しみにしています♪
by 404 (2013-07-06 11:47)
丸窓 いいですねぇ☆（＾m＾）☆
お誕生日でしたか！御目出度う御座います！
by 獏 (2013-07-07 08:28)
carotteさま
どうもありがとうございます。源光庵のある鷹峯界隈は、訪れる観光客も少なくてとても落ち着いたエリアなのですっかり気に入っちゃって、バースデーにも再訪しちゃいました。おどろおどろしい血天井のお口直しは、おっとりポワポワのムギお嬢さんということで(笑)
ぐすさま
どうもありがとうございます。ラーメンの器は、悟りのカタチということで(笑)
404さま
どうもありがとうございます。はい、昨日ももちろん上洛しました(笑)
獏さま
禅寺の庭園は奥が深いです。どうもありがとうございます。
by opas10 (2013-07-07 15:10)