8月の金沢(2) [建築、デザイン]
予約投稿がうまくいけば、今頃は北の方に逃走しております。
単なる実家への帰省ですが(笑)
ということで今週はレスとご訪問遅れ、ご容赦ください。
さて、先回中能登町の「おにぎりの里」を、意味がわからなくて残念!と表現したのですが、
調べてみたらちゃんといわれがありました。
中能登町の皆さまへ、伏してお詫び申し上げます。
町内の遺跡から日本で最初の「おにぎり」の化石(弥生時代)が見つかったことで、
「おにぎりの里」を称しているとのこと。
しかもこれを機に古代米の栽培まで始めたそうです。
ううむ深い。
深いけれどあの看板だけじゃあ・・・やはり残念です(笑)。
さて、何もない「西岸駅」に着くと、
駅前に痛車が一台止まっており、いやな予感は確信に変わります(笑)。
(痛車とは?はこちらから)
師匠はお約束の駅名板撮影を始めますが、
なぜか「西岸」でないものが!
オマケに痛車(なんとGT-R!)の先客もこれを撮影していました。
やはり予感はここで完全に確定に。
どうやらここもアニメの舞台になっているようです。
待合室にはポスターが貼ってありました(脱力)。
何も見なかったことにして(笑)、
気を取りなおして駅を出ると、目の前に渋い酒屋さん。
よくよく眺めると、
看板の下、一階の屋根の付け根のところには見事な彫り物が。
のと鉄道の乗り換えてここに来るまでの車窓からも、
由緒ありそうな大きな民家を多数確認してきたので期待がもてそうです。
師匠いわく、最高の撮影ポイントがある、というので
容赦ない夏の太陽が照りつける中、
駅前の幹線道路に沿って歩き始めました。
そうすると、期待通り次から次へと素晴らしい日本建築の民家が現れるじゃないですか!
まずは下見板と漆喰が美しいお宅。
窓の部分は断熱のためにサッシに取り替えていますが、
全体の雰囲気を全く損なっていません。
こちらは、縁側の造りが懐かしいお宅。
夏の夕方などはここに腰掛けて涼を取ると気持ちよさそう。
左側の大きな出入り口はたぶん農機具の出し入れのためでしょうか。
師匠が目星をつけていた撮影ポイントは、
交通量の多い、しかも歩道のない橋の上でかなり危険。
そこを諦めて、第二のポイントである畑の中の築堤を目指して歩いていると、
これまた素晴らしい民家!
木軸の間を漆喰で固めた、和製ハーフティンバーじゃありませんか!
こんな住宅素晴らしい日本建築がごろごろしている西岸、
古くから豊かな土地だったようです。
築堤の線路の傍には、これまた素晴らしい穀物蔵!
白壁が実に美しく、現役で使用されているのがわかります。
おまけに、この蔵の正面には、
さきほどとは別の漆喰ハーフティンバーの大きな民家と、
その右側にはこちらの蔵よりもさらに大きな穀物蔵。
そうこうしているうちに師匠も無事にFe撮影を終了し、
再び何も遮るものが無い炎天下の中を駅にまで歩きます。
それにしてもこの界隈の民家は本当に大きく立派です。
駅にたどり着いたらTシャツが汗でベッショリ。
あまりにすごいので脱いで絞ってみたら汗が滴り落ちました!
(つづく)
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お盆の時期をはずされたのですね。
「おにぎりの里」はもう少しうまいやり方がありそうな.....。
ここはアニメじゃなく、こういう街並でその魅力をアピールしたほうがずっといいような気がしますね。日本人の基本的な暮らしが守られているみたいで安心します。
by carotte (2011-08-17 09:04)
carotteさま
「おにぎりの里」は、なんかとっても残念な感じなんですよね~。環境も最高ですし、ストーリーとしても面白いので、ちゃんとしたマーケターの手が入ればアピールできるのですが・・・。「日本人の基本的な暮らし」、まさにピッタリな表現です!のと鉄道沿線はまさにそんな感じの街ばかりで、DNAに刷り込まれているせいか、とても和めました。
by opas10 (2011-08-27 11:25)
決して派手ではないというか、どこにでもありそうな街並みですが、
意外とないというか、地に足のついた家々という印象です。
by cjlewis (2011-09-08 14:04)