熱闘甲子園！！

野球部は決して強くない師匠の学校が、

奇跡的に春の選抜に出場することになったので、

個人的な弾丸ツアーで甲子園に行ってきました。

木曜日の夜に品川駅を出て、

電車の座席で一晩を過ごし、金曜日の朝に京都に到着。

この日は、なぜか一日京都を歩きまわって（別途記事化します）一泊し、

土曜日のお昼ちかくになって、

やっと本来の目的地である甲子園に移動しました。

opas10にとっても人生初甲子園です。

本当はゆっくりと外観を眺めたりしていたいのですが、

前の試合がドえらい早く終わったらしく、

30分近く繰り上がって試合が開始されそうなので、

慌ててスタンドに入ります。

アルプス席に入ってグランドを眺めると、

これが甲子園の魔力なのでしょうか、

不思議な高揚感というか感動が湧いてきます。

2階席は早々と埋まっているので3階席、

しかもライトポールのあたりの席になりましたが、

試合全体を俯瞰するのはなかなかよい場所でした。

先攻は師匠の学校、

初回に先頭打者がヒットで出塁し、

 

その後のヒットで１，３塁とした後、

5番打者のピッチャーが自らタイムリーを放ち幸先良く先制点をあげました。

ところが１回裏、

緊張のせいで内野手が守りのミスを連発し、

塁が埋まった後にタイムリーを浴びる最悪の展開で４点を奪われ、

さらに２回の裏にも置きに行った球を打ちこまれて３点、

序盤で６点差がつき、スタンドの応援もやや茫然となり、

ワンサイドゲームの気配が漂ってきました。

ところが、ピッチャーがここから開き直ったのか、

３回以降はすっかり立ち直り、

相手打線を寄せ付けなくなりました。

バックも守りのリズムを取り戻し、ファインプレーを連発。

バッティングにも好影響が出てきて３回には３点を返して７－４に、

その後７回と８回に３点を入れて、

８回裏終了時点でなんと７－７の同点！！

こうなるとスタンドも俄然熱が入ります。

９回表、もしかしたら大逆転か！

との期待にこたえて８番の捕手がレフト線ギリギリにヒットを放つも、

２塁を狙ってアウト。

その後９番にもヒットが出たので、スタンドからため息。

結局この回は無得点で同点のまま９回裏に。

立ち直ったピッチャーは危なげなく２アウトまでこぎつけ、

さて延長か、と思ったところでなんと左中間を破る３塁打を打たれます。

２アウトランナー３塁、一打サヨナラのピンチ。

ただ３回以降は相手打者は直球に振り遅れています。

真ん中に放っておけば打たれる心配はなさそう、

と思っていたらその初球、低めでワンバウンドした球が

キャッチャーの足の間を潜り抜けるじゃないですか。

その間に３塁からランナーがホームインという実に呆気ない幕切れ。

悔しいとか、悲しいとか、そんな感情は全く浮かばず、

え、それで終わり？？マジ？、と言っているうちに整列＆校歌斉唱。

野球の神様は、時として残酷なことをするものです。

しかし、本当にシビレるいい試合を見せてもらいました。

試合終了後、応援席に選手たちが挨拶にきたところです。

左から１０人目、キャッチャーが泣いています。

君たちは本当によくよくやった！胸を張れ。

6点差になっても、諦めずにそれぞれが全力を尽くし、

同点に持ち込んだのですから。

 

本人よりも周囲や部下が納得していない妙な人事に見舞われたわが身が、

そうした状況にこの先どう対処していけばよいのか、

甲子園の試合が教えてくれました。

 

サウスポー魂―小説・江夏豊投手 (1981年)

• 作者: 川上 健一
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 1981/03
• メディア: －

けいおん!!(第2期) 9 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• メディア: Blu-ray

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)

• 作者: 石野 雄一
• 出版社/メーカー: 光文社
• 発売日: 2007/04/17
• メディア: 新書

 

けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)

• 作者: かきふらい
• 出版社/メーカー: 芳文社
• 発売日: 2009/12/18
• メディア: コミック

コメント 5

９回の裏までもつれ込むとは......。
良い試合でした。
人生、手持ちのカードで勝負する！ってとこですかね。
by carotte (2011-03-27 22:09) 

応援、お疲れさまでした。諦めない気持ちを教えてもらいました。
by ぐす＋ (2011-03-27 22:14) 

高校野球は、プロ野球とはまったく違う魅力がありますよね。
負けたら次はない、、、
だから、プレーするほうも、応援するほうも
ひとつひとつのプレーに夢中になりますよね。

甲子園は行ったことがないのですが、
1回、生で観戦してみたいなあ～
by cjlewis (2011-03-28 18:00) 

野球部の時を思いだします。アッパレ！
by ばん (2011-04-02 14:48) 

carotteさま
人生初甲子園で本当にいい試合を見せてもらいました。関西地方、思ったよりも寒かったです。

ぐす＋さま
最後に負けたとはいえ、諦めずに６点差を追いついたことで、選手たちに夏に向けた自信が持てたんじゃないかと思います。

Cjlewisさま
高校野球は、プロと違って洗練されていないものの、それだけに選手の個性が表れて面白いですね。初回などは野手が緊張しているのが手にとるようにわかりました。

ばんさま
高校球児の中でも甲子園に立てるのは本当にごくごく少数、応援に行けるだけでも本当に幸運でした。
by opas10 (2011-04-03 11:15)