SSブログ

真夏にKyoto(2)  [travel]

家でガイドブックを読んでいるときは、

「せっかく鞍馬寺に行くのならついでに貴船神社も」、

などということも夢想しておりましたが、

あの清少納言が「遠くて近きもの」と詠んだ九十九折りの坂を登りきった後では

とてもその気力・体力が残っておりません。 

 マイナスイオン全開の山道を下り、ケーブルカーの駅へ。

登りは30分かかった山を、ほんの3分であっさり下ります。

3076050

運賃はたった100円!!

牛若丸も修行したという鞍馬を後にして再び叡山電車に乗り込み、

今度は「宝が池」で一旦下車。

一両だけの小ぶりな電車に乗り換えて、

3076052

叡山電車のもうひとつの終点、「八瀬比叡山口駅」へ向かいます。

かつては遊園地があったことから観光地として栄えたようで、

駅の大きなドームが往時の繁栄を偲ばせてくれます。

3076054

クラシックな鉄骨の骨組みが実にすばらしい。

この駅は1925年の竣工ですが、

無骨な素材を使いながらも機能美と優美さを生み出しているのは、

当時の建築家の腕ですね。

もちろん外観だってなかなかのものです。

3076053

クラシックな建物はこうした閑静な景色に妙にマッチします。

折り返しの電車に乗り込み、今度は「修学院」で下車。

ここからしばらく師匠のリクエストに従って行動します。

修学院駅付近の、よくわかないアングルを撮影しまくる師匠、

しばらくすると松ヶ崎方面へ移動を始め、時折持参のPSPで何かを確認しながら、

相変わらず不思議なアングルやら界隈の喫茶店やらを撮影。

やや退屈な父は川沿いの並木や

3076056

幾度か訪れたことのある工芸繊維大学を

3076057

カメラに収める。

工芸繊維大あたりまできてようやく修学院方面へ引き返し、駅前を通り抜けて白川通りまで出て、

バスで「一乗寺下がり松」へ。

宮本武蔵が吉岡一門70人を打ち破ったという伝説の決闘が行われた地です。

3076059

今は住宅に囲まれて探し出すのに苦労しますが、

かつてはこの一本松が比叡山へ登る雲母坂の目印だったそうです。

昼食は、これまた師匠の強いリクエストで、下がり松の近くにある白川通り沿いのマック。

そして、ここでもPSPで何かを確認する師匠。

何を確認しているかようやくわかりました。(詳しくは別な章で)

さて、この白川通り、道路の真ん中にイチョウ/ケヤキ並木が連なっていて

落ち着いた美しい景観を生み出しています。

3076058

この界隈が高級住宅地になるのもわかるような気がします。

昼食後は、再びバスで白川通りを南下。

某芸術系大学のキャンパスを撮影して

3076078

ようやく師匠は満足したのでした。

(つづく)


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

真夏にKyoto(1)真夏にKyoto(3)  ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。