8月の金沢(11):街中の和風建築 [建築、デザイン]
長々と続いてきた「8月の金沢」ですが、
10月の末の今回でようやく最終回です。
加賀百万石の城下町・金沢は、
江戸時代には江戸、大坂、京都に次ぐ日本で4番目に大きな町でした。
そして、京都と並んで空襲を逃れたことから、
古き良き時代の繁栄を偲ばせる木造建築が、
3つの茶屋街を中心に数多残っていおり、
特に尾張町界隈にはこうした渋い建物が集まっています。
ろうそくの専門店や
楼台のある木造建築も。
こんな建物が普通に街中に建っているのでした。
さらに犀川大橋のそばには、こんな大型の建物もありました。
料亭「山錦楼」、
1922(大正11)年に当初は2階建ての建物として建てられて、
以後増改築を繰り返し、
1936(昭和11)年に現在の姿になりました。
犀川大橋を渡り、ひがし茶屋街の近く、
野町界隈を歩いていると、
京都の町屋か?という奥に細長い商店を発見。
木の看板がいい味出しています。
最近では珍しく、
屋根に重しの石を載せています。
ここも奥に細長い、京町屋タイプです。
「和用紙 結納水引 文具」って扱い商品が渋い!
最終日の夕食は、
グリルオーツカで地元B級グルメの王道、
「ハントンライス」をいただきました。
オムライスの上にエビフライ、ケチャップ、タルタルソ-スをかけた逸品です。
ただ、量がハンパなく多くて、
先にビールを呑んでしまったので完食できませんでした・・・。
(終わり)
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こんにちは。
建物より「ハントンライス」に目が(^_^;)
カープは20年優勝がないそうですね。
ロッテは31年でしたから、1年くらいは(笑)
by ぐす (2011-10-23 16:39)
ハントンライス、すごいインパクト。確かにB級が漂います。
山錦楼は、木造の4階立てですね。こちらもすごいです。少し傾いでいるようにも見えますが、70年か80年はこの姿でりっぱに立ってるんですね。
by carotte (2011-10-23 17:56)
木造の多層建築でオマケに「楼」の字がついたりすると
渋くてかっこよくてドキドキしちゃいます(^w^)
ハントンライスはお初です!
食べてみたいなぁ~(^m^)
by rtfk (2011-10-23 18:25)
ハントンライス、栄養たっぶりですね。 (笑)
ところで本題。 (笑) 金沢は城下町だったんだ。
by Jetstream777 (2011-10-25 20:40)
みなさま
「金沢、B級グルメ」で検索すると必ず引っかかってくるんですよ、このハントンライス。普通はエビフライでなく白身魚のフライを載せているそうです。あまりに感動(!)したので実はこのシリーズを書き始めた時から、締めはハントンライス!と固く心に決めていたのでした(笑)
ぐすさま
なにしろカープの最後の優勝は、バブルが弾け始めた91年、山本浩二監督の時代ですからねえ・・・。オマケにこの10年近くAクラスにも入れず(泣)。
carotteさま
「山錦楼」が犀川の河原に建つ姿は、7月に姿を消した本郷館にも似た迫力がありました。こちらはずっと残してほしいものです。
rtfkさま
全く予想もつかないところでこんな渋い木造建築に出会えるのですから、金沢は奥が深いです。そして、上品な京の文化が数多残っている中のハントンライスも予想外のボリュームでした。
Jetstream777さま
加賀百万石の城下町として栄えたところなんです。人口のほとんどが「お武家さん」だったので、明治維新で武士制度が解体された際には、街全体が食い詰め状態になったそうです。
by opas10 (2011-10-30 11:24)