またまた真夏に京都(1):宇治、平等院鳳凰堂 [建築、デザイン]
今年の夏は、随分と遊びまわってしまい、
世間がお盆のこの時期にすっかり遊び疲れてしまい、家に籠っております(笑)。
さて、今年も7月末の暑い中、師匠と一緒に京都へ行ってきました。
ただでさえ暑い今年の夏、盆地の京都は蒸し風呂地獄になっていることを覚悟して、
品川発6:07という、始発の次の「のぞみ」に乗る酔狂親子。
前日近畿地方に大雨を降らせた低気圧が関東地方に移動しており、
その雨の影響で10分遅れ(それでも8:30にもなっていない!)で京都着。
前日の雨のおかげで気温が下がっており、東京よりも凌ぎやすいくらい。
そして早速宇治へ移動します。
ちなみにこの駅舎、建築的にどうこうというのでなく、
単に「けいおん!!」に出てくるという理由で親子で競って撮影。
さて、宇治の目的は、世界遺産「平等院鳳凰堂」です。
1000年前の建築をしっかりと我が目で見たいという父の願望と、
教科書の写真の実物が見たい、という師匠の願望がマッチしたのでした。
アプローチを抜けると、いきなり目の前が開けて、
庭園が広がるという心憎い演出。
この世に極楽浄土を持って来たら、というイメージで造られた建築物なので
いやがうえにもテンション上がり、正面に回ると、
「?」(師匠)、「!」(父)
二人揃って「こんなに地味だったんか????」
山川の日本史教科書に掲載されていたカラー写真では
もっと煌びやかだったような記憶も(笑)
でも冷静に考えると、1000年も風雪に晒されていれば
派手さは抜け落ちていぶし銀になるのは当たり前。
この地味さ加減が却って有り難く思えてました。
鳳凰堂の裏側ある、浄土院もなかなか渋い建物です。
浄土宗の栄久(えいく)上人が、15世紀後半に平等院修復のために開いた寺と
伝えられているそうです。
屋根の右手前には、
文字通りの「鬼瓦」。
さらに、鎌倉時代に建てられた「観音堂」も残っています。
重要文化財。
これだけで十分主役になれるくらいです。
鳳凰堂から京阪電車の駅まで向かう途中、宇治橋を渡っていると、
古に貴族が川遊びを楽しんだのがよ~く理解できる景色が。
こういう眺めを「山紫水明」と言うのでしょうね。
(つづく)
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品川発6:07はすごいです。
地味とは言うものの、美しいですね、平等院鳳凰堂は。
by carotte (2010-08-13 00:12)
carotteさま
毎年だんだんと出発時間が早くなり、ついに始発の次という酔狂な時間になってしまいました。一日が有効に使えるのですが、さすがに疲れますね(笑)
by opas10 (2010-08-13 10:43)
確か、高校の修学旅行で行ったのですが、
ほぼ記憶がありません。
う~ん、確かにイメージより、ちと地味が気が。。。
川遊び、いいですね~
鱧、食べたい!
6:07、、、公共交通機関じゃ行きつけません。
by cjlewis (2010-08-13 14:53)
Cjlewisさま
自分も高校の修学旅行で行っているはずなのですが、記憶から完全に抜け落ちておりました。やはり期待に比べて地味だったせいでしょうか(笑)
by opas10 (2010-08-14 10:54)
お久しぶりです!なんだかいろんなことがあって、kuniはへろへろ。でもなんとかやってます。お元気でしたか?
京都、いいなぁ、、、。お金と時間があったらゆっくり心ゆくまで回りたい場所ですね~。
by kuni (2010-08-15 19:28)
kuniさま
ここしばらくは完全に夏休みモードでした。京都は春と秋が最高だと聞きますが、お金も時間も自由にならぬ親子、今年も格安パックを使って暑い盛りにヒイヒイ言いながらハードスケジュールで回りました。
by opas10 (2010-08-16 20:49)