東福寺龍吟庵 [寺院 京都市南区]
このところ平日も休日も何かと忙しくて、
更新できずにいました。
そうこうしているうちに、
先週の土曜日(3/21)の北野天満宮の梅は、
最後の見頃を迎えていました。
そして本編では、まだ寒い2月のネタを引っ張っています。
ちょうどこの時期、
東福寺塔頭の龍吟庵が特別公開されていました。
龍吟庵へは、
本坊の裏から、趣ある木橋の偃月橋(えんげつきょう)を渡って
向かいます。
室町時代に造られた、
現存する最古の方丈を囲んで3つの庭があります。
いずれも重森三玲の手で1964年に作庭されたもの。
前庭(南庭)は、白砂を敷いただけの、
まさに"This is 禅"ともいえるシンプルな設えです。
竹垣は、 次の庭のテーマでもある
雷をあしらっています。
メインの西庭は、別名「龍門の庭」とも呼ばれており、
龍が海から顔を出して黒雲に乗って天に昇ろうとしているさまを
石組みで表現しています。
毎年11月にも公開しており、
龍門の庭と紅葉のコントラストを楽しめるそうです。
昨年は通天橋で疲れ果ててしまったのですが、
今年は是非見にこなければ!
東庭は、「不離の庭」と呼ばれています。
東福寺を開山した大明国師が、幼少の頃山中に捨てられた際、
2頭の犬が狼の群れから国師を守った、
という逸話を表現したもの。
敷かれているのは、鞍馬山の赤石を砕いたもの。
今では採取が禁止されている非常に貴重な石です。
東福寺を満喫した後、近所の泉涌寺にも参拝。
最初は寒々としていたのですが、
太陽が顔を出すと、景色も少し春めいてみえました。
さて、一年中春みたいな(笑)「けいおん!!」、
今回も「整頓」の回で、
さわちゃんのギターを売りに行く際のドタバタです。
じゃんけんで負けてカビ臭いギターのケースを持たされてよろめく唯。
「今日はカバンも重いんだよお・・・」
鴨川沿い、出町柳からちょっと南下した、
ホームセンターの手前あたりです。
このあと、前回の場所でジャンケンをするのでした。
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今日とは梅と桜が似合いますね!
by たくや (2015-03-26 09:59)
ここは面白いところですね。クラシックな題材がモダンに仕上がっていて興味深いです。お仕事お忙しいみたいですけど、京都に住んでいるとささっとこういうところに来られていいですね。
聖地巡礼、この時はまだ誰もギターの本当の価値がわかってなかったですねえ〜。
by carotte (2015-03-26 21:51)
以前、北野天満宮を訪れたとき、
とても親切に
説明をしてくださるおじさまがいまして、
ずぅっと、ついて回ってくれました。
名物おじさんですか?
by らしゅえいむ (2015-03-28 00:14)
たくやさま
春の京都は、ほんにきれいどすえ。
carotteさま
重森三玲さんは、東福寺方丈の庭園もそうなのですが、伝統の格式を重んじた中にもさりげなく新しい感覚を潜り込ませており、そういったところが多くの人を魅了する所以なのでしょうね。忙しいといいながらもちゃっかりと京都めぐりだけは休まずにやっておりまして(笑)
この時は、ただカビ臭い、邪魔なギターだったのですが、のちほど欲望の黒い渦の原因に(爆)
らしゅえいむさま
自分のようなオジサンには、そういった親切なオジサンが寄って来ないのは当たり前として(笑)、あまりそういう話を聞いたことがないです。それは新手のナンパというやつではないかと。
by opas10 (2015-03-29 20:33)