2007年夏の親子旅 KANSAI(3) [travel]
梅田から阪急の特急で京都に向かいます。
ゆったりした二人がけのシート(師匠いわく、クロスシート)。
ここまで早朝から相当ドタバタ駆け回り、
淀川では水分が蒸発していたので、ようやく一息つけました。
そこで、今度はopas10が、「あ~阪急はいい~」。
またまた迷惑がる師匠に、山崎の戦いクイズやら、
「洛」の字が都を意味する理由など
どうでもいいウンチクを述べている間に河原町到着。
駅から外に出てみると、
「異常に暑い」。
盆地の京都は、暑さのレベルが違います。
河原町からバスで清水道へ向かい、
猛暑の午後3時過ぎに、日陰の無い、細い坂道を、
大勢の人波にもまれて清水寺へ上ります。
ようやく門前に着いた頃には、
汗を絞れるくらいTシャツがビショビショ。
とはいえ、本堂に着いてみると
涼やかな風が吹きぬけ、木々の緑が大変気持ちよく、
これまでの苦闘が少しだけ癒されました。
境内を歩いていると、師匠が石碑を指して、
「これは蝦夷の人の記念碑だ」。
説明を読むと、
アテルイ、モレという蝦夷の首長と副将は、
平安政府の東北征伐に抵抗したが、
後に征夷大将軍・坂ノ上田村麻呂の軍に帰順。
将軍が朝廷に助命嘆願したが、許容されず処刑された、
とありました。
はじめてくる場所なのになぜ知っているのだ?
と尋ねたところ、
「四谷大塚の教科書に載っていた」。
20へえ。(2012年となっては懐かしい表現)
帰り道になってようやく少しだけ雲が出て楽になったものの、
大混雑で蒸し暑い清水坂。
後に京都在住の知人に、
あの日あの時間帯に清水寺に上ったことを話したら、
「よく無事に戻れたものだ」。
地元市民にとって、真夏の清水寺は冬山登山並みに危険なようです。
ヨレヨレになって四条に戻り、
しばし鴨川を眺めながら水分補給をしました。
ようやく生き返って、一旦出町柳に向かい、
今度は京阪で今日の宿泊地、淀屋橋へ向かいます。
京阪特急も、2階建ての豪勢な電車。
今度は親子で「あ~京阪はいい~」。
淀屋橋からホテルまで歩く途中に、
由緒正しい建物を発見。
日銀大阪支店でした。(1903 辰野金吾)
ホテルにチェックインして一休みしたら、
師匠が、どうしても大阪駅で撮影したい、というので、
入場券を買ってホームに入ります。
どうやら落雷で相当ダイヤが乱れているようで、
北陸方面への特急のホームが混乱しています。
師匠が「もしかしたら485系が来るかもしれない」
と言って、ホームから動きません。
そうこうしているうちに、こんな電車が来ました。
どうやら相当珍しいようで、師匠とその同業者が大量に群がって
撮影しまくっていました。
大阪駅で一時間近く粘って、やっと夕食。
昼はタコヤキ、そうなると夜は当然これ。
粉モンの一日でした。
(つづく)
連続テレビ小説 梅ちゃん先生 Part2 (NHKドラマ・ガイド)
- 作者:
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: ムック
相当暑かったみたいですね。
フラッシュで出た近代建築。赤レンガの京都のとは雰囲気がだいぶ違ってます。どことなくなつかしい雰囲気を漂わす臨時列車は、格好の被写体ですねえ〜。
by carotte (2012-08-29 08:39)
真夏の京都は暑そうですね。 電車のなかが快適そうです。 (笑)
by Jetstream777 (2012-08-29 13:01)
楽しい旅ですね♬
しかし真夏の京都の昼間は
相当凄いらしいですね。。。
よく言われます(^w^)
by rtfk (2012-09-01 05:52)
carotteさま
まだマニアになりきれていない時代だったので、京都といえば清水寺という王道パターンでした。あの臨時列車、その筋の方々の間では垂涎のマトになっているようです。
Jetstream777さま
はい、河原町の駅から地上に出た瞬間にサウナか、と思いました。普通に歩いていても大汗をかくのに、その上で清水坂を登ったものですからエライ騒ぎでした(笑)。
rtfkさま
真夏の京都はホントに逃げ場がない暑さですね、あれで鴨川がなかったらもっとスゴイことになるでしょう。昔の貴族はよくあの暑さの中で十二単とか着ていたものです!
by opas10 (2012-09-01 11:55)
清水寺へ行くのが冬場の雪山登山並みの危険・・・・ヒィィィ!
夏の京都ってとんでもないところなんだなぁ(-_-;)
by ゆき (2012-09-02 16:15)
ゆきさま
はい、夏の清水坂は遭難者続出、みんな沿道の山小屋ならぬ土産物屋へ逃げ込んでいるのでした(笑)。
by opas10 (2012-09-02 17:51)