8月の金沢(4) [散策録]
湯涌温泉の中心街へ向かう入り口には、
渋い雑貨屋さんと工房が軒を連ねており、
奥の空き地は、バスの終点兼折り返し場所です。
ここから先は道が細くなり、
こじんまりした静かな街並が続きます。
ちなみにこの日の最高気温は34度、
いくら山あいの緑に囲まれた町とはいえ、
歩いていると汗がドドッと吹き出してきます。
全身ヌルヌル妖怪になり、
(ああ、早くクーラーの効いた部屋に戻って温泉に浸かりたいよ~)
とヘタりかけていると・・・
opas10限定、Red Bullをはるかに超えるエナジー供給源が。
なんと素晴らしい和風建築!しかもハンパなく規模が大きい。
いくら家が大きな北陸とはいえ、普通の民家のサイズを超えています。
とはいえ、旅館ともちょっと違うような・・・。
屋根破風の造り、2階窓下の彫り物は本当に見事です。
西岸の民家もそうでしたが、
こうした家の意匠の細部に、
この地が綿々と積み上げてきた豊かさが表れてるように思えます。
また、中心街に入ってすぐのところには、
出桁造り、下見板張りの商家が並んでいて、ちょと京都っぽい感じ。
こうした古い民家が大事に使われることで、
温泉街の落ち着いた雰囲気が保たれているのでしょう。
ということで、すっかり充電完了(笑)。
さてこの湯涌温泉は、
竹下夢二が、彼が最も愛したと言われる笠井彦乃と逗留した地だそうで、
それに因んだ夢二館とか夢二の散歩道というのがあります。
その「夢二の散歩道」に沿って少し山を登ると
途中に小さな稲荷があります。
狭い階段を上り境内へ。
大きなご神木に驚きます。
神社そのものはこじんまりしていますが。
ヒシヒシと山からのパワーを感じます。
大きなご神木、そしてに山の力を感じることでは、
鞍馬山と物凄く似ています。
ここは間違いなくパワースポットです。
また神社の境内には、
かつて将軍家に雪氷を献上するために造られた、
という氷室小屋が保存してありました。
建築物に加えて山のパワーをいただき、
フル充電完了したところで、
(さあ、風呂に入ってから冷たいビールじゃ)
と思っていたら、
師匠がズンズンと山の奥に向かって歩き出しました。
(つづく)
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こりゃまた暑さを忘れるような(笑)
趣きのある建築物の数々・・・(^w^)
おまけに氷室まで(驚)
昨日都内の京葉道路を
Red Bull缶を背負った例のクルマが疾走してました(^m^)
by rtfk (2011-09-04 14:43)
この和風建築はすごいですね。一階の壁は工事中(?)のようですが、健康そのもの。エネルギーのかたまりみたいな家です。^^
日本の集落はこのように保存すべしと言う感じのところですね〜。
by carotte (2011-09-04 18:08)
最近、単に歩いただけで汗だくになってます
これってもしかしてヤバい兆候かなぁ ^^;
by かに吉 (2011-09-04 21:18)
これだけ立派な屋根の家は、
東京じゃ、まず出会えないですよね~
by cjlewis (2011-09-08 14:07)
rtfkさま
例のクルマ、京葉道路も走ってましたか!もしや錦糸町界隈とか?実は最近渋谷界隈でもよく見かけるんですよ。需要のあるところに出没しているのでしょうね(笑)
carotteさま
さすが慧眼でいらっしゃる!そうなんですよ、一階部分は補修工事のようなことをしていました。後で調べたら湯涌温泉は数年前に水害で大きな被害を受けたそうなんです。もしかしたらその影響が今でも残っているのかもしれないです。
かに吉さま
それはたぶん汗腺が増えたんじゃないでしょうか!北海道の人は汗腺が少なくて汗をかきにくいそうなんですが、暑い関西では汗をかいて体温調整しないと身体がもたないですから。かに吉さまは関西の気温に順応してきているんじゃないでしょうか。
Cjlewisさま
金沢周辺の家はどこも本当に屋根が立派だし、手入れも行き届いていてピカピカなのには驚きました。そして家がデカイんですよね!加賀百万石の豊かさなんでしょうね~。
by opas10 (2011-09-10 12:04)